母乳問題
妊娠中、出産のことばっかり考えていました。
いつ陣痛が来るだろうか?
それとも破水から?
そもそも、陣痛って気づくかな?
予定日より早くなるかな、遅いかな?
あの痛みに耐えられるだろうか?
安産のためには?
だから、産んだ後のことなんて考えませんでした。
そんな余裕はなかったのかもしれません。
産後の一番の悩みは授乳でした…いや、今も悩みの種なのです。
今後悔しているのは、妊娠中から母乳についてきちんと勉強しておけばよかったということ。
私が出産した産院は、母子同室でしたが、好きな時にお母さんが赤ちゃんをお部屋に連れて行けて、好きな時に新生児室に預けることができる、なんちゃって母子同室でした。
院長も「産後無理して赤ちゃんの面倒を24時間も見続ける必要はない。2日くらいはゆっくり体を休めて。」、「今はミルクの質も随分よいのだから、母乳にこだわらりすぎて、精神的に病むようならミルクを使ったほうがいい」という考え方の医師。
それを聞いたときは、「そうか、そうだよね、無理する必要ないよね!」と思ってました。
そもそも、出産したらおっぱいから赤ちゃんに必要な量の母乳が勝手に出るって思っていました。
ミルク育児でもいいと思っていました。
でも、そうじゃないって、退院してから知りました。
母乳の分泌には、産後なるべく早く頻回に赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうこと、特に夜間の授乳が大切であるということ。
入院中の私はというと、産後の体がしんどいからと、赤ちゃんはほぼ新生児室、授乳コールには対応したものの、夜の授乳はコールしないようにお願いしてました。
もちろん入院中の直母量は一桁。多くて十数gでした。
母乳だけでは到底足りない状況で、直母後に毎回ミルクを足していました。
そしてこれは愚痴になってしまうのですが、産院の医師や看護師から退院後にどの程度ミルクを補足すればいいのかなんの指導もありませんでした。
私はてっきりあるものだと思っていたのですが、退院手続きを終了して、さぁ帰るというところまで、誰も何も言ってくれないので、私から、今の直母量でどの程度ミルクを補足すればいいですか?と聞きました。
すると看護師からは、「ミルク缶に書いてある摂取量を参考に補足してみて。」とだけ言われました。
それはベビースケールをレンタルしたほうがいいという事ですか?と聞くと、
「そこまではしなくていい。お腹いっぱいになれば、赤ちゃんはミルクを拒否するようになるから。」と。
ちょっと意味がわからなくて、逃げるように退院しました。
今思えばもっと追求して聞けば良かったのですが、産後のホルモンバランスの乱れのせいか、その時は突き放されたように感じ、かなりブルーな気持ちになりました。
取り敢えず、直母+ミルク40mlを授乳毎に与えることにしました。
でも、そのうち便秘がちになり、4日間排便がない日が続き、綿棒浣腸しないと排便できない状況に。
さすがに心配になり、市の新生児訪問を依頼し、体重測定をしてもらうことに。
1日あたりの増加量は30gが理想らしいのですが、息子の場合24gと少し足らない状態でした。
この時、直母前後の体重も測定してもらったのですが、母乳量は30gでした。
訪問に来ていただいた保健師さんからは、少しミルクの量を足すようにと言われました。
それからなるべく頻回授乳とミルクの量を60mlに増加し、なんとか2日1回は排便がみられるように。
1ヶ月健診では出生時よりも1100g増加していました。
現状、直母は1日7〜10日、1日400ml前後のミルク補足をしています。
おそらく、ミルクメインの混合栄養。
理想としては完母まではいかなくても、母乳メインの混合栄養にはしたい。
でも、息子、母乳をのんで乳首を放した瞬間ギャン泣き。
「足りない!お腹すいた!もっとくれ!」と口をパクパク、拳をしゃぶり、大暴れしながら、猛烈アピールをしてきます。
ギャン泣きする息子を一旦放置して、毎回ミルクを作らないといけないのがとても切ないです。
母乳が飲み足りないのは仕方ないとは思うのですが、授乳間隔が1時間しかあかない、という話をよく聞いていたので、母乳不足って、てっきりそういうものかと思ってました。
でも息子の場合、放した瞬間に泣くのです。
その場しのぎにもならない、私のおっぱい。
そして息子も飲み方が少し下手なのと、飲んでる最中に結構な確率で寝落ちしてしまうので、おそらく本来飲めるはずの量が飲めていないのではないかと思うのです。
寝落ちと言っても、布団に寝かすと背中スイッチ発動してギャン泣きするんですけどね…
まだ生後1ヶ月ちょっと。
母乳が軌道にのるまで、2〜3ヶ月くらいかかるという話を聞いたので、そこまでは頻回授乳で頑張ってみようと思っているのですが…
道のりは険しそうです。