8月6日に想いを馳せる
母が広島出身です。
祖父は亡くなってしまいましたが、祖母は元気に広島で暮らしています。
母は結婚するまで、広島で暮らしていました。
広島では8月6日は登校日になっている学校が多く、
母もその日は登校していたそうです。
結婚してから県外で生活していますが、
実家では8月6日は広島平和記念式典をテレビで必ず見ます。
わたしも母に言われ、子どもの頃から一緒に見ていました。
そして、必ず黙祷をします。
子どものころはその意味がわからずに黙祷していましたが、
大きくなるにつれ、意味がわかるようになりました。
大学進学の為県外へ出て、社会人になってからは見ることができませんでしたが、
今日は実家にいたころと同じように黙祷させていただいました。
広島へはよく行きます。一時期住んでいたこともありました。
広島は今平和です。原爆が落とされたなんて想像できないくらいです。
でも原爆ドームに行くと、雰囲気がやっぱり違うのです。
そして、そこに行く人たちの気持ちは、きっと同じはず。
「戦争がなくなってほしい」
「核兵器なんてなくなってほしい」
広島の人たちにとって、この日は特別な日です。
また長崎の人たちにとっては、8月9日が特別な日かもしれません。
今年5月、オバマ大統領が広島を訪問しました。
このことが広島や長崎の人たちにとって、被爆者にとって
どんなに大きなことなのか、わたしには想像もできません。
被爆者の平均年齢は80歳を超えたそうです。
あの時代を生きた人たちは、いずれいなくなってしまいます。
教職についている友人は、最近の学校はあまり平和学習をしないと嘆いていました。
もし、お母さんになることができたら、母や祖父母が教えてくれたように、
平和について、きちんと我が子に語れる母親になりたいと思います。